ELタイプ

EL350Nの施工方法

1.母材穿孔
穿孔径、穿孔深さはアンカー性能、樹脂の充填量に大きく影響します。必ず所定寸法を厳守して施工して下さい。ビット径は、施工仕様表中の穿孔径の値と同じ呼び径のものを使用して下さい。
穿孔はアンカー筋のサイズに合った適性能力の機械を使用し、所定のアンカー埋込位置に、ドリルビットをコンクリート面に対し垂直に立てて穿孔して下さい。
穿孔深さを一定にするため、ディプスゲージを使用するか、ドリルビットに穿孔深さのマーキングをして下さい。
2.孔内清掃

穿孔時に生じた孔内のコンクリート等の切粉は、適正な清掃工具及び専用金属ブラシを用いて次の手順で確実に取り除いて下さい。
1)「切粉の取り除き」→「ブラシがけ」→「切粉の再取り除き」の順序で行い、孔側壁の切粉はブラシにてしっかりとこすり落として下さい。
清掃工具は集塵機又は、電気ブロアー等を用い、ブラシは下表を参照に孔径にあった専用金属ブラシを使用して下さい。

種類 適用アンカー筋径 形状
VS-10 M10, D10 金属製ブラシ
VS-13 M12, D13
VS-16 M16, D16
VS-19 M20, D19以上

3)泥水、油等の孔内への混入物は全て取り除いて下さい。孔内に水が入った場合は、切粉が粘土状になるため、水道水などの水圧で切粉を洗い流して下さい。孔内に残った水は必ず、ブロアー・エアーガン・集塵機等で除去して下さい。

3.樹脂注入
必ず、ミキシングノズルの先端が孔底にあたるようにし、孔底から樹脂を充填させるようにします。
エアーが入らないように、ディスペンサーの押し出しに合わせてゆっくりとノズルを引き出すようにします。必要樹脂量は、カートリッジのラベルのメモリを目安にして下さい。
※最初の使用時、またはノズルを交換した場合は、吐出開始直後のトリガー数回分の樹脂(10cc程度)は必ず捨て、吐出樹脂が淡黄色から灰色に、もしくは濃い灰色から薄い灰色に変色して主剤と硬化剤が混合したのを確認してから孔内に注入して下さい。
※吐出前にノズル内に黒色のエレメントが入っている事を確認して下さい。エレメントがないと主剤と硬化剤が混合されません。
(混合が不完全な樹脂は硬化せず固着力の低下の原因になります。)
4.ボルト埋込
アンカー筋を手で回しながら孔底まで確実に埋込みます。回さずに挿入するとエアーがかみ込み、十分な強度が得られない事があります。
※特に低温時の施工の際は、カートリッジを温めると吐出抵抗が小さくなります。
※内容物が残った場合は、ノズルを取り外し、カートリッジの口元部分をウエス等で拭き取り主剤と硬化剤が混ざらないように保管して下さい。
5.硬化養生
アンカーの埋込後、所定の硬化時間内は、アンカー筋を絶対に動かさないで下さい。
ELタイプの硬化養生時間は下表を目安にして下さい。
下表の可使用時間は、樹脂の硬化反応が始まる時間の目安で、樹脂注入からアンカー筋の埋込み作業を完了しなければならない時間です。(※可使用時間を経過したまま放置すると、ミキシングノズル内の樹脂が硬化し、注入作業ができなくなる他、注入ができた場合でも、アンカーの固着力が低下することもありますので注意して下さい。)
硬化時間は、樹脂注入からアンカー筋に荷重をかけるまでに最低必要な養生時間(最大強度の8割が発現する時間)です。最大強度に達するには、3~5倍の養生時間が必要です。

使用方法

ELガンの場合

ELガンの場合

ELA350(エアーガン)の場合

ELA350(エアーガン)の場合

アンカー筋の形状

ボルト形状

ELタイプのアンカー筋は図のような形状のものを使用します。アンカー筋の種類には、ネジボルト、異形棒鋼があります。

硬化時間

温 度 -5℃ 0℃ 10℃ 20℃ 30℃
可使時間 60分 45分 15分 6分 3分
硬化時間 420分 180分 60分 30分 15分